『財布女子の末路 ~路上で捕まりレ○プされる~』感想
この作品はエロですが、かなり過激でハードな内容でした。財布女子として男を見下し、貢がせることが常識だと思っているような女性が、路上で襲われ、望まぬセックスを強制されるというストーリーは、リアルに起こり得るシチュエーションであり、胸が痛くなる思いをしました。
特に街中で路上での飲み会などが増えている現代社会において、こういった危険性について再認識することができました。
エロ画像の中でも、身体を無理矢理に開かされて鬼畜な男達に犯されるシーンが印象的でした。特に、彼女たちは望まない子宮内射精をされ、その後の状態を描写した断面図がグロテスクで、背筋が寒くなる思いをしました。
しかし、この作品は完全にリョナ系ではなく、ptsdを患い、人生が狂ってしまった彼女たちの姿にも感情移入できます。絵柄も美麗で、スムーズな作画とストーリー展開で読みやすく、一気に読み進めてしまいました。
個人的には、奏と未来の心理描写が特に好きでした。男に甘えてお金を貢がせる奏と、西野さんに貢がされず、自分で稼ぐ自立した生き方を選ぶ未来。彼女たちそれぞれの生き方と考え方にも、深いところで共感できる部分があったのかもしれません。
総合的に言って、非常に衝撃的ながらも、読んでしまう力がある作品だと思います。エロシーンを含めて、あくまでフィクションであることを忘れず、楽しむことが大切だと感じました。