失恋美少女のその果ては
「頑張って可愛くなったのに…」
男ひとり女ふたりの仲良し幼馴染三人組
その幼馴染に振り向いてもらうため頑張って可愛くなったけど
その彼はもうひとりの幼馴染を選んだ
このプロットから始まる「失恋美少女のその果ては」は、恋をした少女の怒りと悲しみを描いたエロマンガである。失恋した少女・明日香は、声をかけてきた男たちに連れられた場所で辱められてしまう。しかも、可愛くなるために努力していた自分自身を貶められ、絶望の淵に落ちる。
この作品は、美少女が様々なエロプレイに没頭する様子が描かれているが、そのほとんどが人間性を否定するようなものである。制服を脱がされ、スレンダーな体を弄ばれている時、明日香は何も感じられない。秘部を舐められても、陰部が気持ちよくなってくることはない。それは、失恋を経験したことによって心が壊れてしまったためだ。
そんな彼女が唯一感じることができるのは、中出しの感覚だけである。それも、自分自身に対する嫌悪感がさらに強まることになる。
このエロマンガは、成人向けの作品であるため、フェラや3P・4P、おっぱいも登場しているが、それらは単に明日香を苦しめるためのものでしかない。どのエロシーンが良かったかという問いに対して、このような作品においては好き嫌いの問題だろう。しかし、私が思うに、この作品は人間の心の闇を描いた名作である。