ファンタジーとラブラブな展開に癒されるエロマンガ
『からくちパチュリーさま』から『フランちゃんに教えてあげる』まで、全作品にファンタジーの世界観が息づいている。しかも、全編にわたって主人公たちはラブラブで、癒される表現が満載だ!
特に『39℃の微熱』では、パチュリー様を看病する場面が素晴らしい。通常なら怒ることも多い彼女が、風邪で弱っていると全く怒らなくなり、気丈さが可愛らしさに変わっていく。そのまま繰り広げられるラブラブなエッチシーンは、心身ともに癒しを与えてくれる。
また、『ちいさいままがいい』では、主人公とパチュリー様が縮んでしまうというファンタジックな展開に加え、主人公が人間のサイズに戻るまでの間、パチュリー様は彼を自分の可愛いペットとしてかわいがる。このシチュエーションが、萌え要素たっぷりで素晴らしい!
どの作品も、男性向けや成人向けという枠にとどまらず、幅広い層に楽しめる内容になっている。エロシーンの中でのお互いを思いやり合う細やかな描写に感動し、全編通してほんわかとした気持ちになった作品集だ。
お気に入りのエロシーンとは?
個人的にお気に入りのエロシーンは、『パチュリーinソープランド』の相思相愛生中出しセックスである。男性主人公が童貞であるという設定が、パチュリー様との一体感をより一層高めている。彼女の優しさと相手を思いやる愛も感じられる、素晴らしいシーンだった。
また、『僕の幼な妻』でも、お風呂でのあわあわ癒しなど、シチュエーションとエッチシーンの掛け合わせが素晴らしかった。中出しの場面では男性主人公の本音が吐露され、彼女が理解して受け止める細かな描写が心地よかった。
どの作品にも、細かな描写や設定が散りばめられ、読み手に深いエモーションを与える。癒しが必要な時や、明日からの勇気を与えてくれるような、そんなエロマンガである。