「この会社、なにかおかしい…っ!」感想
コミケ97で発売された本作は、現代社会におけるセクハラ・パワハラ問題をベースに、そのような大企業があったら…というエロ漫画です。しかし、版権ものやイラストだけの作品に比べて、ストーリー性が高く、特に主人公たちの心理描写がとても興味深かったです。
OL、人妻・主婦、巨乳、貧乳・微乳、オフィス・職場、お尻・ヒップ、スパンキング…様々なジャンルが組み合わさり、多彩なシーンが描かれているのも楽しめました。特に、一番のお気に入りは篠原詩音の調教シーンでした。過去の性癖が復活してしまう描写は、エログロではなく、エロティックだと感じました。
文字なしの絵によって、話の展開や登場人物の気持ちがよく表現されていたのも良かったです。また、台詞差分も240枚と多く、同じシーンでもセリフによって印象が変わるので、それも楽しめました。
全体的に、普段はエロ漫画をあまり読まない人でも楽しめる作品だと思います。ただ、性的描写はかなり過激なので、成人向けの漫画ということも覚えておいた方がいいかもしれません。