「裏を貸していただこう!」で始まるエロマンガ!
2022年の冬コミ新刊として制作された、同人誌『あまねが凄くエロいことになっちゃった件』。全26ページ中、本文21ページ。水着、フェラ、イラマチオ、萌え、金髪など、コミケ101(2022冬)で求められそうなワードがギュッと詰まっている。
物語は、経営していた飲食店を畳み、最後の片付けをしている男が訪れる。自分のせいで店がつぶれたと悔やむ少女・あまね。男は謝罪を受け入れつつ、戯れに「気持ちいい接待でもしてもらおうかな」と冗談を言ってみると、あまねは突然勢いづいて「裏を貸していただこう!」と奥に駆け込んでいく。
奥から出てきたのは金髪美少女で、マイクロビキニ姿というエロさ満点の格好をしていた。男心をグラつかせてしまうあまねに対し、少女はすっかりやる気を出す。しかし、据え膳食わぬはなんとやら、男の要求はどんどんエスカレートしていく。
エロシーンは、水着姿の美少女が男にフェラをするシーンや、イラマチオをするシーンなどが良かった。マッサージやキスシーンもあって、萌え要素もある。成人向けで男性向けのエロ漫画なので、それなりにハードな描写もあるが、作画がキレイで読みやすかった。
冗談で言った言葉が、本当にエロいことに繋がっていく展開は、エロマンガならではのギャップを楽しめる。具体的なシチュエーションもさることながら、セリフがリアルで良かった。コミケに出展する同人作家が手作りで描いた同人誌の電子版なので、手に取りやすい価格というのも魅力的である。